膝に水が溜まる【関節水腫】について

こんにちは!ゆうあい整骨院です!

「最近、膝が腫れて、曲げ伸ばしがつらい…」

「病院で『水が溜まっている』と言われたけど、どうすればいいの?」

そんなお悩みを抱えて当院に来られる方が多くいらっしゃいます。

本日は、いわゆる【関節水腫】についてお伝えしていきます。

 

膝に水が溜まるメカニズム

膝関節の中には、関節液という潤滑油のような液体があり、クッションの役割を果たしています。

この関節液は、滑膜(かつまく)という組織で作られ、常に一定量が保たれています。

しかし、以下のような原因で膝に炎症が起こると、このバランスが崩れてしまうのです。

過度な負担・使いすぎ

スポーツや重労働、急な運動などで膝に負担がかかり、滑膜が刺激される。

変形性膝関節症

加齢などにより関節の軟骨がすり減り、その破片や摩擦で滑膜が炎症を起こす。

靭帯・半月板の損傷

怪我により関節内の組織が傷つき、炎症が起こる。

 

炎症が起こると、滑膜はこれ以上関節を傷つけないようにと、関節液を過剰に分泌し始めます。

これが、膝がパンパンに腫れてしまう「水の溜まり」の正体なのです!

水が溜まるのは、体が一生懸命治そうとしている防御反応とも言えます。

 

「水を抜くとクセになる」は本当?

よく「水を抜くとクセになる」と聞きますが、これは少し誤解があります。

水を抜くこと自体が悪いのではなく、「水を抜いただけで、根本の原因である炎症が治っていない」ことが問題なのです。

痛みが楽になったからとすぐに動いてしまうと、また炎症が起こり、水が溜まる…という悪循環になってしまいます。

重度の腫れで激しい痛みがある場合は、病院で一時的に水を抜くことも有効ですが、大切なのはその後の根本治療です!

 

当院で出来ること

当院では、水を溜めている「大元の炎症」と「膝への負担」を取り除くことを目指します。

炎症・痛みの早期緩和(急性期)

物理療法(電気・超音波)

炎症を素早く鎮静化させ、痛みを緩和します。

アイシング・安静指導

患部を適切に冷やし、まずは炎症の鎮静を最優先します。

負担軽減と機能回復(回復期)

手技療法

膝周りや太ももなど、膝を支えている筋肉の緊張を丁寧に緩めます。

筋肉の緊張は、関節にかかる負担を増大させるため、このケアが非常に重要です。

関節の動きの改善

炎症で固まりがちな関節の動きを優しく促し、スムーズな曲げ伸ばしを取り戻します。

 再発予防(安定期)

姿勢・骨盤調整

膝に負担をかけている体の歪み(O脚、骨盤の傾きなど)をチェックし、全身のバランスを整えます。

運動療法・トレーニング指導

炎症が落ち着いた後、膝の安定性を高めるための筋力トレーニングやストレッチを指導し、再発しにくい体づくりをサポートします。

 

膝の痛みや腫れを放置してしまうと、関節の動きが悪くなったり、周りの筋肉がどんどん弱ってしまう可能性があります。

症状が軽いうちに、しっかりと根本原因を解消し、健康な膝を取り戻しましょう!

「これって水?」「どれくらい休んだらいいの?」と迷ったら、いつでもお気軽に当院にご相談ください。

●ブログ監修者

吉岡正洋(柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師)

吉岡正洋(柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師)

■ゆうあいGROUP代表

■整体ナビゲーター®️

2017年医療オリンピック『実技王』全国優勝

治療美容エビデンスを取得(TL49-C-0015)

治療家向けDVD4本出版、4本監修

千葉県にて整骨院、美容鍼灸サロン経営のほか、『スキル・知識をシェアすること』を信条とし、ヘルスキーパー研修や教育指導、講師活動を行なっている。



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